数年前、ある企業の食堂・売店でパートとして働いていました。その企業では残業代が出ないことが就労規則として決まっていました。残業代が出ないなら、きちんと勤務時間内に勤務が終了できるように社員が配慮してくれるものだと思っていました。働き始めて最初の頃は、勤務時間内にきちんと終了していましたが、ある程度勤務を重ね慣れてくると社員がどんどん仕事を増やし、勤務時間内に終了することが少なくなってきました。ここで、姫路の労務に詳しい弁護士に相談すべきでした。残業時間が1時間を超えることもありましたが、そういう時でも残業代は1円も出ませんでいた。このような勤務実態に疑問を感じ、上司に相談しましたが、「就労規則として決まっていることなので仕方がない。勤務時間で終了できるように工夫して仕事をしてほしい。」と言われ、話になりませんでした。結局その後も業務はどんどん増え、残業時間も増えていきましたが、残業代は1円も出ないという状況は変わらず、ストレスがたまる一方だったので、その企業は退職することにしました。