居酒屋チェーンはブラック企業の文化が浸透しているので、サービス残業をよく働く良いことだと思わせる何かがあるのだと思います。
しかし、それは間違いだと飲食業で働く人たちには理解してもらいたいと思います。
実家を相続するとき姫路の弁護士にこの時のことを話してみたのですが、勤めていた頃きちんと相談しておけばよかったと後悔しました。
私が居酒屋チェーンの正社員として働いていた頃、週末は5時まで営業してました。
5時まで粘るお客様もいらっしゃるので、閉店作業は終わるまで結構かかってしまいます。
やっと終わると8時過ぎなんて当たり前でした。
でも、残業時間はレジ入力できる上限が決まっていました。
だから、どんなに遅くなってもサービス残業になってしまうのですが正社員だという自覚もあってそれを受け入れてました。
それまでも飲食業で働くというのはサービス残業なんてやつて当たり前というアタマがあったんだと思います。
そうした奉仕精神こそ美しいという洗脳が、入社してからずっと社員にはされていた気がします。
私は家に帰れずそのまま翌日の営業、仕事をスタートになってしまう日が増えました。
そんな中でも、それが普通だと思っていました。
けれど今思えばあれは完全にブラック企業の文化でした。
その生活をしている中で身体が疲れて心を病んで仕事を辞めるのはそう遅くはありませんでした。